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キネシオテープ 製品徹底比較
1980年、日本ではじめて、加瀬建造D.Cがキネシオテーピング法を紹介しました。それ以来、キネシオテープは数多くのスポーツトレーナー、治療家の支持を集め、現在では、キネシオテープはスポーツテーピングを凌ぎ、主役の座にあると言えます。
国内でのキネシオテープ市場の拡大に伴い、続々と各メーカーが独自のキネシオテープを開発、現在では20社以上のメーカーからキネシオテープが製造・販売されています。
治療方針、施術スタイルに合ったキネシオテープはどれ?
ユーザーの立場からすれば、選択肢が増えるのは歓迎できる一方、種類が増えれば増えるほど、目移りしてしまい、どれを選ぶか迷ってしまうこともある。
結局、「何となくイメージが良いから」「価格が安いから」といった理由でキネシオテープを選択するケースも意外と多い。
『実際に日々の施術でキネシオテープを使用している』、
『これからキネシオテーピング法を施術に取り入れることを検討している』
治療家・スポーツトレーナーの疑問を解消すべく、今回の徹底比較は行われました。
その結果、キネシオテープを選ぶポイントは6つに絞られること、
そして、キネシオテープとして流通しているある種のテープの中には
キネシオテープとしての使用はオススメできないものがあることが判明しました。
以下、キネシオテープを選ぶ際のポイントを掲載していきます。
コンテンツガイド(クリックするとページ内の記事にジャンプします。)
キネシオテープを選択する時に必ず確認したい6つのポイント
キネシオテープの品質、個性を左右する6つのポイントをまとめてみた。
キネシオテーピングの目的によって、6つのどこを重視するかは変わってくるので、目的に合わせて各製品の個性を見極めて選ぶことが必要になる。
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キネシオテープが皮膚に接着する力の強さを意味する。今回の比較では、キネシオテープ生産工場の熟練の品質管理担当者による感覚テストの評価数値を各製品の性能評価における判断基準としている。
粘着保持力が高い製品は、激しい動きが伴うスポーツ選手に適している。一方で、粘着保持力が低い製品は女性、高齢者など、絶対にテープが剥がれないというより皮膚へのダメージを軽減したい方に適している。
「粘着力」と「肌へのやさしさ」は相矛盾する要素であるため、使用する側がどちらをより重視するかによって、最適な粘着保持力は決定される。
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通気性がないキネシオテープを貼ると、テープの下の皮膚に蒸気などがこもり、皮膚かぶれを起こす確率が高まる。
通気性を高めには、粘着面にウェーブ(波型)・直線・斜線などのスリットを入れる、もしくは粘着剤に発泡剤を入れるなどの工夫がある。
以上の理由から、通気性が全くないキネシオテープは推奨できない。今回調査した24製品の中で通気性が全くないキネシオテープは、マルチポアスポーツ、SPテーピング、アクションテックスの3商品がある。
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撥水性が高ければ、汗をかいたり、シャワーを浴びたりしても剥がれにくい。その反面、キネシオテープ同士を重ねて貼った場合には、撥水性が強いとテープの重なっている部分が剥がれ易くなる。
また、中程度の撥水力を保持するキネシオテープは、冷水を弾くことはできても、比較的温度が高いお湯を弾くことはできず、基布がびしょびしょになってしまうこともある。
撥水性があれば品質が高いという訳ではなく、撥水の必要がまったく無く、重ね貼りを重視するなら非撥水のキネシオテープを選択するのもあり。
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キネシオテープとしてパフォーマンスを発揮するには、皮膚に近い伸縮率=最低140%以上の伸縮率が要求される。伸縮率は実際にキネシオテープを使用する先生の好みに依存する部分もかなりある。
今回調査した24製品の伸縮率は最低129%(αテックス(標準タイプ))~最高190%(さらさキネシオロジーテープ)まで、幅広く分布している。
伸縮率140%未満のキネシオテープは、αテックス(標準タイプ)、αテックス(薄手タイプ)、アクションテックスの3製品がある。
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基布が厚いキネシオテープは、激しいコンタクトを伴うスポーツ選手、腰部など皮膚が厚く大きい部位に適している。一方で、基布が薄いキネシオテープは、小柄な人、首など皮膚が薄く小さな部位に適している。
今回調査した24商品の基布の厚さは、最低0.44mm(αテックス(薄手タイプ))~最高0.77mm(ワーデル)まで、幅広く分布している。伸縮率と同様、厚さも実際にキネシオテープを使用する先生の好みに依存する部分もかなりある。
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粘着剤の原料は、ここ10年で改良が進んだ。
現在では、大部分の製品が、皮膚へのアレルギー性が低い、アクリル系粘着剤を採用している。
アクリル系粘着剤でもかぶれるような、敏感肌の方向けのキネシオテープとしてニトリート 優肌キネシオロジーテープが開発されている。
一方で、皮膚に対するダメージが大きく、皮膚かぶれを発症する確率が高いゴム系粘着剤を採用しているキネシオテープは、DOME キネティック+、この製品の使用はお薦めできない。
製品比較一覧 & 実験結果一覧表
6つのポイントに基づいて行った比較実験の結果や、ユーザー評価を一覧掲載しています。
- 製品評価一覧
商品紹介と比較結果、更にユーザーからの評価を織り交ぜて一覧掲載しています。
- 実験結果一覧表
品質管理担当者による比較実験の結果を一覧表形式で掲載。
比較の対象となったキネシオテープ
総括 キネシオテープ徹底比較の結論

キネシオテープを実際に使用している治療家による評価、キネシオテープ生産工場の品質管理担当者による実験調査の結果として判明したのは、ニトリート キネシオロジーテープの品質のバランスにおいて群を抜く存在であるという事実だった。本来、キネシオテープとは、皮膚に接着したら途中で剥がれることがなく、最終的につまんで剥がす時には、皮膚を引っ張ったり、ノリ残りすることなく剥がし易いというのが、理想である。「くっつきやすく剥がれ易い」という、ある意味、矛盾する条件を実現することが要求される。各メーカーが、「激しい動きでも剥がれない粘着力」を取るか、「皮膚へのダメージを軽減する剥がし易さ」を取るか、二者択一的な思想で製品開発が行っている中で、ニトリートは相矛盾する2つの要素を高度なレベルで実現している。一方で価格も文句なく高い。ニトリート キネシオロジーテープは最安値製品の3倍超の実売価格を設定している。
一方で他社のキネシオテープはどうであろうか?10年ほど前(2000年前後の時期)は、キネシオテープの市場規模拡大に合わせて各メーカーが続々と市場に参入した時期で、各社の背景により製品の完成度には大きなバラつきがあり、正に玉石混交の状態であった。しかし、近年においては、各メーカーの供給するキネシオテープの品質向上は目覚ましく、基本的にどのメーカーのキネシオテープを選んでも明らかな失敗というケースは少なくなってきている。
キネシオテープとしてパフォーマンスを発揮できる一定水準の品質が満たされる前提において、価格を基準に製品選択を行うのがベターと言える。以下に、一定水準の品質を満たすキネシオテープの価格ランキング BEST5を掲載しておく。キネシオテープを選択する時の一助とされたい。
最後に、誠に残念ではあるが、キネシオテープとしては推奨できない製品についてもひと言述べておきたい。
- ゴム系粘着剤を使用したキネシオテープ
粘着剤の材料として、ゴム系粘着剤が採用したキネシオテープ。ゴム系粘着剤は、皮膚に対するダメージが大きく、皮膚かぶれを発症する確率が高い。粘着力を特に重視して選ぶのでなければ推奨できない。
【ゴム系粘着剤を使用しているキネシオテープ】
『DOME キネティック+』、『バトルウィンキネシオロジーテープ セラポア 強粘着』
- エラスチックテープに近い伸縮率の商品
キネシオテープとしての効果を発揮するためには、皮膚の伸縮に近い基布伸縮率が要求される。具体的な数字にすると、最低140%を超える伸縮率がキネシオテープの基準となる。それを下回る場合、キネシオテープではなくエラスチックテープ(緩やかな固定に使用するスポーツテープ)に近い製品と言える。
伸縮率の低い(硬い)テープを『キネシオテープ』として使用することは、キネシオテーピングの目的からすると推奨できるものではない。
【エラスチックテープに近い伸縮率のキネシオテープ】
『αテックス(標準タイプ)』、『αテックス(薄手タイプ)』、『アクションテックス』
本結論が施術にキネシオテーピングを取り入れている治療家・スポーツトレーナーのお役に立てば幸いである。









